(総会の会場の隣りの部屋に、新たに設置されたよもぎ蒸しの器具)
5月29日に開催された2021年度年度定期総会で承認された書類は以下の通りです (総会の報告は->こちら)。
・事業報告書(2020年度〔令和2年度〕)
・活動計算書(2020年度〔令和2年度〕)
・貸借対照表(2020年度[令和2年度])
・財産目録 (2020年度[令和2年度])
・事業計画書(2021年度〔令和3年度〕)
・活動予算書(2021年度〔令和3年度〕)
5月29日(土)、2021年度の定期総会を四賀の寮で開催し、予定通り終了しました。
その詳細は改めて報告します。
当日は快晴。久々に東京、埼玉から訪れた理事らは、桃源郷のような四賀の寮にしばし心を奪われていました(以下は寮の写真です)。
四つ葉のクローバー
今年度からスタートする保養の1つ「よもぎ蒸し」のポスター
4回目の参加者は3人でした。
東日本大震災の避難移住者と松本市民の皆さまへ。
3月の「手当ての茶の間@まつもと」の日程は既に、2月の「手当ての茶の間」の報告(->こちら)の末尾で、お知らせしましたが、
2021年3月「手当ての茶の間@まつもと」のチラシができましたので、改めてご案内申し上げます(PDF->こちら)。
3月15日(月)13~15時に「まつもと子ども寮」で実施します。
講師の橋本俊彦さんについては、公式サイト->こちら、ブログ->こちら です。
どうぞ気軽に申し込み、ご参加下さい。
なお、「保養と手当て講座」について、まつもと子ども留学基金の考え方を解説したものは->こちらまで,、参考にして頂けたら幸いです。
【お問い合わせ先】
電話:080-4716-2011(事務局専用9:00~18:00)
FAX:0263-88-8972
メール:matsumoto.relief*gmail.com (*を@に変換して下さい)
2月15日、予定通り、「手当の茶の間@まつもと」の3回目を開催しました。
これまで、12月に開催した1回目の参加者は3人、1月開催の2回目の参加者は3人、3回目の今回の参加者は6人でした。
前回の「手当の茶の間」には、まつもと子ども寮がスタートした当初に、留学生たちのご飯を作りに来てくれていた地元のボランティアさんたちが参加され、橋本先生の手当てが大好評!
今回もご友人に声をかけあって、参加してくださったり、ご近所の子育て真っ最中のお母さんもお友達と参加。参加者倍増で一気に寮の中がポカポカになりました。
さらに今回は、突然地元のテレビ局が取材に来ることになり、テレビカメラがまわる緊張の中で、一同、 講師の橋本俊彦さんによる講義と温熱療法のデモンストレーションをいつもにもまして熱心に受けました。
(2月15日のテレビ信州の番組「news every」から)
デモンストレーションの後は、お互いに小型アイロンで内臓を温める「温熱手当て」で一気にホッとリラックス。骨盤のゆがみを補正する体操などを実践した後は、体を温める効果が抜群の「よもぎ茶」と、参加者さん自家製の美味しいお漬物をいただきながら、マスク越しのおしゃべりに花が咲きました。
コロナ禍による自粛生活が予想以上に長引く中、こうやって直接触れ合ったり、顔を合わせておしゃべりしたり、お茶を飲んだり、そんなことがこんなにもホッとリラックスできて、癒されることなんだとあらためて気づいたという声に、一同深く頷いていました。
そして、先日、東北で大きな地震があったことについて取材を受けた参加者は、「自分も忘れかけていた災害への備えを見直したし、大きな災害が起きたときには、助け合っていけるように、こういうご近所とのつながりが大切だと思う。」と話していました。
この日の講師、橋本俊彦さんの感想です。
「手当ての茶の間」は、参加者がお茶の飲み、互いに手当てをする中で
困った時に助け合う関係性を作るために始めました。
少子高齢化がすすみ、さらにコロナの影響が重なり合い、
地域の中で互いに顔を合わせる機会が減っている昨今ですが、
地震など大きな自然災害では、災害の心構え、
具体的対処法などの情報を共有する地域のつながりがとても大切になります。
開催日の前々日、東北・関東に大きな地震がありました。
子ども留学基金は「手当ての茶の間」を継続し、地域の皆さんと繋がりながら、
今後も自然災害、原発事故等で避難された方々の受け入れ準備をしていきます。
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(同上のテレビ信州の番組「news every」から)
※ 【次回のお知らせ】3月15日月曜日13時から開催いたします。
どなたでもご参加いただけますが、乳幼児の同伴はご遠慮ください。
事務局(電話:080‐4716‐2011)まで事前申し込みをお願いいたします。
場所は「まつもと子ども寮」です。詳しい場所は申込時にお問い合わせください。
尚、2月13日深夜に東北地方で起きた地震の今後の状況によっては、日程などに変更が生じる可能性があります。どうぞご了承ください。
東日本大震災の避難移住者と松本市民の皆さまへ。
2021年1月・2月「手当ての茶の間@まつもと」のチラシができました(PDF->こちら)。
1月18日(月)13~15時と2月15日(月)13~15時に「まつもと子ども寮」で実施します。
講師の橋本俊彦さんについては、公式サイト->こちら、ブログ->こちら です。
どうぞ気軽に申し込み、ご参加下さい。
なお、「保養と手当て講座」について、まつもと子ども留学基金の考え方を解説したものは->こちらまで,、参考にして頂けたら幸いです。
【お問い合わせ先】
電話:080-4716-2011(事務局専用9:00~18:00)
FAX:0263-88-8972
メール:matsumoto.relief*gmail.com (*を@に変換して下さい)
(講師の情報と「保養と手当て講座」についてまつもと子ども留学基金の考え方を追加しました【12月12日】)
東日本大震災の避難移住者と松本市民の皆さまへ。
2020年冬「手当ての茶の間@まつもと」のチラシができました(PDF->こちら)。
12月21日(月)13~15時と1月18日(月)13~15時に「まつもと子ども寮」で実施します。
講師の橋本俊彦さんについては、公式サイト->こちら、ブログ->こちら です。
どうぞ気軽に申し込み、ご参加下さい。
なお、末尾に、「保養と手当て講座」について、まつもと子ども留学基金の考え方を解説しました。参考にして頂けたら幸いです。
【お問い合わせ先】
電話:080-4716-2011(事務局専用9:00~18:00)
FAX:0263-88-8972
メール:matsumoto.relief*gmail.com (*を@に変換して下さい)
※ 「保養と手当て講座」について
2011年の福島原発事故以降、日本各地で実施されている子ども対象の保養には、大きく分けて次の3つの目的があります。
①.環境下に拡散してしまった放射性物質から遠ざかること。
②.原発事故由来の放射性物質から地元で日常的に遠ざけるために失われたものを「補う」こと(具体的には制限された外遊びや自然体験活動をできるだけ取り戻すこと)。
③.身体と心を休めて健康を取り戻すこと(養生)。
①と②は多くの人が理解、実感していることですが、これに対し、③は馴染みがない方が少なからずおられると思います。しかし、チェルノブイリでは、保養はむしろ③のことです。チェルノブイリ法に登場する保養は英語で sanatorium treatment (転地療養)と表現されています(【参考】転地療法の1つ「 ドイツのクナイプ療法」とは->こちら)。
まつもと子ども留学では、保養をこの3つの目的に即して実施することを心がけてきました。今冬はコロナ禍のために、③の実施は見送りましたが、今年12月と来年1月に地元市民を対象に実施する「手当て講座」はもともと保養の③として実施してきたものです。まつもと子ども留学は今後とも、この3つの目的を掲げて、保養の取り組みを実施していきます。
参考までに、昨年2019年「夏の保養」で好評だった、 お母さん向けの「手当て講座」 の案内文と配布資料を紹介します。
チェルノブイリ原発事故後のウクライナでは、子どもたちが病気になったり、あるいは発病を予防するためのケアに主眼をおいて実行されている保養があります。いわゆる「養生型」の保養です。
その中では鍼灸、ハーブ(薬草)、温熱療法等を積極的に取り入れ、免疫力を高める自然療法が実践されています。
今年の冬の保養のプログラムでは、からだを気持ちよく温める温熱療法、からだの歪みを治す操体法など日本において伝統的に継承されている自然療法講座を企画しました。
講座は一般の方々も参加可能ですのでぜひご参加ください。
ご参考までに、以下は、今年の夏の保養の「快医学手当て講座」で配布した資料です(資料をクリックすると拡大します)。
東日本大震災の被災地に住む皆さまへ。
2020年度9月の「保養と養生」のチラシができました(PDF->こちら)。
9月19~22日の連休の期間中に、3家族限定で、
快医学手当て講座付きの保養を、「新しい生活様式」に配慮して実施します。
【お問い合わせ先】
電話:080-4716-2011(事務局専用9:00~18:00)
FAX:0263-88-8972
メール:matsumoto.relief*gmail.com (*を@に変換して下さい)
2013年8月31日の第1回総会(NPO設立総会)開催以来、8回目の総会となる2020年度年度定期総会を、2020年5月日、 まつもと子ども留学基金 四賀寮で開催しました。
(四賀寮の庭の畑より〔6月4日撮影〕)
1.日時: 2020年5月30日(土)13:00 ~ 15:30
2.場所: 長野県松本市五常
3.出席者:正会員総数13名のうち出席者 6名・表決委任者 6名
4.審議事項
第1号議案 2019年度事業報告
第2号議案 2019年度決算報告
第3号議案 監査報告
第4号議案 2020年度事業計画(案)
第5号議案 2020年度予算(案)
第6号議案 役員改選
理事: 退任 種市靖行 村井清昭
以上の議案について審議し、全て承認されました(承認された書類の詳細は->こちら)。
5、報告事項
まつもと子ども留学基金は、福島原子力発電所事故後、拡散された放射性物質から子どもたちの健康を守るため、汚染エリアから継続的に離れて暮らす留学事業を実施してきました。平成26年4月から現在まで8名(当時中学生6名、小学生1名)が入寮し、2名(当時男子中学生)がホームステイの形で福島の親元を離れて生活を送ってきました。今年3月には松本市内の高校に通学していた2名が卒業をむかえ、まつもと子ども留学基金を離れてそれぞれの道に進みました。法人設立から現在までの7年間、多くの方々のご支援によって留学事業を実施できましたこと、心から感謝申し上げます。
一方、昨年度も新規入寮者募集を様々な形で行ってきましたが、新規入寮には結びつきませんでしたので、現時点において寮で生活する子どもたちはいません。背景には原発事故後、国の放射線リスク矮小化のため、小児甲状腺癌は多発しているのにも関わらず、放射線の危険性に関する認識が希薄になっており、子どもだけ県外に出すことが困難になっていることなどの理由が上げられます。
しかし、原発事故後、9年を過ぎた現在でも依然として事故は収束せず、放射性物質の大気と海中への放出が継続され、今でも汚染地帯の子どもたちは制約の多い生活を余儀なくされています。チェルノブイリでは事故後30年以上経過している現在においても健康被害は収まってはいません。当基金として、福島とチェルノブイリ原発事故後の現状を認識しながら、新年度の入寮者はありませんでしたが、引き続き留学募集を実施していきます。
保養事業は昨年度夏、冬の2回実施しました。保養はチェルノブイリ事故後、ウクライナ、ベルラーシでは国家事業として実施され、その思想は病気の予防原則にあります。当基金ではその考えを踏まえ、今年度の保養事業は①環境下に拡散した放射性物質から離れ、制限された外遊び、自然体験・表現活動をできるだけ取り戻す ②事故を起因とする心と身体の不調を取り戻すためのプログラム 以上の2点を柱に据えながら市民型公共事業として実施していきます。
ただ、現在世界に蔓延しているコロナ感染症は、保養のあり方にも大きく影響しています。当面、当基金の保養は合宿型の受け入れは中止とし、一家族単位の受け入れに限定すること、衛生面の対策など十分考慮しながら実施していきます。7月中に福島県内にて,保養・留学説明会を実施しますので、詳細はHP上でお知らせします。
なお、その他の報告として、3月29日信濃毎日新聞朝刊にまつもと子ども留学基金に関する記事が掲載された件で、記事にはその内容において、また取材の経緯においても大きな問題があり、報道機関の記事として到底、適切なものではないと判断し、4月10日に信濃毎日新聞社へ記事訂正等の申入れを行ったところ、新聞社からの申入れにより4月17日に再取材となりました。これとその後の経過の詳細につきましては、HPに報告しました通りです(詳細は->こちら)。
以上、報告でした。