(講師の情報と「保養と手当て講座」についてまつもと子ども留学基金の考え方を追加しました【12月12日】)
東日本大震災の避難移住者と松本市民の皆さまへ。
2020年冬「手当ての茶の間@まつもと」のチラシができました(PDF->こちら)。
12月21日(月)13~15時と1月18日(月)13~15時に「まつもと子ども寮」で実施します。
講師の橋本俊彦さんについては、公式サイト->こちら、ブログ->こちら です。
どうぞ気軽に申し込み、ご参加下さい。
なお、末尾に、「保養と手当て講座」について、まつもと子ども留学基金の考え方を解説しました。参考にして頂けたら幸いです。
【お問い合わせ先】
電話:080-4716-2011(事務局専用9:00~18:00)
FAX:0263-88-8972
メール:matsumoto.relief*gmail.com (*を@に変換して下さい)
※ 「保養と手当て講座」について
2011年の福島原発事故以降、日本各地で実施されている子ども対象の保養には、大きく分けて次の3つの目的があります。
①.環境下に拡散してしまった放射性物質から遠ざかること。
②.原発事故由来の放射性物質から地元で日常的に遠ざけるために失われたものを「補う」こと(具体的には制限された外遊びや自然体験活動をできるだけ取り戻すこと)。
③.身体と心を休めて健康を取り戻すこと(養生)。
①と②は多くの人が理解、実感していることですが、これに対し、③は馴染みがない方が少なからずおられると思います。しかし、チェルノブイリでは、保養はむしろ③のことです。チェルノブイリ法に登場する保養は英語で sanatorium treatment (転地療養)と表現されています(【参考】転地療法の1つ「 ドイツのクナイプ療法」とは->こちら)。
まつもと子ども留学では、保養をこの3つの目的に即して実施することを心がけてきました。今冬はコロナ禍のために、③の実施は見送りましたが、今年12月と来年1月に地元市民を対象に実施する「手当て講座」はもともと保養の③として実施してきたものです。まつもと子ども留学は今後とも、この3つの目的を掲げて、保養の取り組みを実施していきます。
参考までに、昨年2019年「夏の保養」で好評だった、 お母さん向けの「手当て講座」 の案内文と配布資料を紹介します。
チェルノブイリ原発事故後のウクライナでは、子どもたちが病気になったり、あるいは発病を予防するためのケアに主眼をおいて実行されている保養があります。いわゆる「養生型」の保養です。
その中では鍼灸、ハーブ(薬草)、温熱療法等を積極的に取り入れ、免疫力を高める自然療法が実践されています。
今年の冬の保養のプログラムでは、からだを気持ちよく温める温熱療法、からだの歪みを治す操体法など日本において伝統的に継承されている自然療法講座を企画しました。
講座は一般の方々も参加可能ですのでぜひご参加ください。
ご参考までに、以下は、今年の夏の保養の「快医学手当て講座」で配布した資料です(資料をクリックすると拡大します)。