坂本龍一さんは、
福島原発事故が国難であり、
汚染地の子どもたちの避難が国策であることを
誰よりも理解していた人だった。
坂本龍一さんは、
国家的事業の先取りとしてスタートした
まつもと子ども留学の事業に、
当初から一貫して、闘病の間も、
物心両面にわたって惜しみない協力を捧げた人だった。
坂本龍一さんは、
志なかばにして倒れた、
勤皇の志士のような人だった。
残された私たちは、彼の遺志を継ぐ決意を新たにし、
この決意を彼の霊に捧げる。
2023年4月4日
まつもと子ども留学基金 理事一同