7月12日(土)、寮のある松本市四賀地区の四賀支所で、漫画家のちばてつやさんの漫画教室を開きました。
当日は、前日の台風の影響で電車が運休になり、一時は中止かと腹をくくりましたが、何とか開始時間ギリギリに会場に到着。
満員の子どもたちと親子連れの皆さんを前に、漫画教室はスタート。
ちばさんの手と筆から、白い紙の上に次から次へと人物が飛び出してきます。
子どもたちから「目はどうやって描いたらいいの」「横顔の描き方?」などの質問に答えて、前半を終了。後半は、NPO「まつもと子ども留学基金」監事の安藤さんにモデルになってもらい、みんなで漫画を描きました。
その間、ちばさんは会場を回って、ひとりひとり、子どもたちの絵にアドバイスをしました。
そのあと、ひとりずつ、絵をプロジェクターに写して、ちばさんの感想を述べてもらいました。ちばさん、子どもたちの絵がうまいので、大学で教えている生徒より優秀だ、と告白。
最後に、ちばさん自身が描いた絵を披露。
漫画教室は参加者一同、とても楽しみながら、無事、終了となりました。
そのあと、ちばさんは寮を見学し、帰りの時間まで、入寮生たちとの交流のひとときを過ごしました。と思いきや、入寮生は漫画教室でちばさんが絵を描くのに使った道具に興味津々。ちばさんが道具箱の道具の説明を始めると、子どもたち、思わず身を乗り出して聞き入る。
そのあと、帰りの電車を1本遅らせたちばさんに、ひとりひとりが好きな絵を描いてもらい、ひとりひとり、絵を手に、ちばさんと記念撮影。
さきほどの漫画教室で、モデルになった安藤さんと寮長の根岸さんも、家宝を手に、ちばさんと記念撮影。
そのあと、7月生まれの2人の入寮生が、寮スタッフが作ったケーキにろうそくを立て、火を吹き消して、みんなでお祝いしました。
ちばさんには、想定外のハードスケジュールのため、かなりの重労働をさせてしまったのではないかと反省していますが、入寮生たちは、もう次回の漫画教室が開かれるのを楽しみにしているようです。
入寮生の様子を心を砕いてこられたちばさん、実際に子どもたちに会い、会話し、彼らの元気な姿をみて、ひと安心された様子でした。
東京に戻ったちばさんから、寮で入寮生に約束した道具一式とちばさん愛用の手帳のプレゼントをさっそく、寮に送っていただきました。
※ この漫画教室はは一般社団法人アクト・ビヨンド・トラストの助成を受けて実施されました。