まつもと子ども留学基金は、福島原子力発電所事故後、拡散された放射性物質から子どもたちの健康を守るため、汚染エリアから継続的に離れて暮らす留学事業を実施し、平成２６年４月から令和2年度まで８名が入寮し、２名がホームステイの形で福島の親元を離れて生活を送ってきました。
原発事故後10年を過ぎた現在、原子力緊急事態宣言は解除されず、今でも汚染エリアの子どもたちは制約の多い生活を余儀なくされています。
当基金では、福島とチェルノブイリ原発事故後の現状を認識し、引き続き短期・長期の留学生募集を行っています。自然の恵み豊かな長野県松本市の北部四賀地区。ここに設けられた寮から地元の学校に通学します。寮にはスタッフが常駐し、子どもの身の回りの世話をします。保護者、地域の人たちとの関わりを大切にしながら子どもたちを育てていきたいと考えています。 （２０２１．７．７）